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長期的な視点だけで決断すると実は幸福度が下がってしまう

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長期的な視点だけで決断すると実は幸福度が下がってしまう

今回は何事も長期的な視点で決めれば良いというのは本当か、というテーマについて話していきたいと思います。
前提として、ちょっと抽象的な話になってしまうんですけども、これからどうしようか、何を選ぶべきか、など決断をするとき、私は長期的に自分がどうありたいかを考えるべきだと思ってます。

著名な経営者の方や結果を出している投資家の方々も著書や発信などで長期的な視点が重要だとおっしゃっているように感じます。

また私個人としても、超優秀な営業成績を叩き出していた前職の先輩から長い目で見たときにどうするべきか?という考えを大事にしようとアドバイスを頂いたこともあります。今回は長期的に考えることは、短期的よりも正しいのだろうという前提のもとで、しかしながら、果たして長期的な視点だけで考えていいのかという点についてお話ししていきたいと思ってます。

 

前提として長期的な視点は必要不可欠

例えば転職だと、短期的(〜1年後くらい)にではなく、5年後、10年後、15年後の自分がどこにいたら幸せだろうかと、自分はこうありたいと思ってる姿に近づいてるのはどの環境、ポジションであるかという軸は大切ですよね。

あとは恋愛とかですかね。これは私の知り合いの女性から相談を受けたときの話です。一緒に同棲してる彼氏がいるが、暴言を吐かれたりとか、貶されたりとかして、度々落ち込んでいて傷ついてると相談を受けました。
その彼氏さんはバツイチらしく、自分を幸せにしてくれるような実感も、ちょっと薄いとのことでした。

なぜ別れないんですか?と聞いてみたところ、優しいところもあるんだよね、楽しい思い出もある!っておっしゃってました。(それはDVの典型じゃないのか…?という疑問はさておき)本人からしたら、短期的に見ると、嫌なことのマイナスと、優しく感じるプラスの面でちょうど良くバランスが取れている状態のようでした。

そのとき私は10年後や20年後の自分を幸せにしてくれてるのかという基準で決断すればいいんじゃないかと、(当たり前の)アドバイスしましたが、彼女は迷っているみたいでした。

 

忘れてはいけない目の前の幸せ

このケースについて皆さんはどう思いますかね。私は長期的に見たら、自分もっと大切にしてくれるような相手を見つけて、恋愛をするべきなんじゃないかと思ってます。

短期と長期どっちが良いか?という内容としてはおそらく10人中9人ぐらいは長期を選ぶと思うんですね。ただ、私が提示したいのは、ただ長期だけを見て決断したら火傷するんじゃないかってことです。

結論としては、長期的な視点を持つ前提で、中期的な自分の幸せも忘れずに掴み取ろうということです。

次に1つのエピソードとして、私の転職の経験談を少しお話しさせてください。

 

現実と未来のアンバランス

今ってちょうどIT全盛期と言いますか、DXやAI、最近だとメタバースとか流行ってますし、IT業界が成長を続けている最中です。

となれば、転職を検討したときに長期的に見れば今後も伸び続けるであろうIT業界に行くという選択は1つの正解ではありますよね。

その中でも特にプログラマー、エンジニアの市場価値はどんどん高まるだろうと言われてます。当然ですよね、テクノロジーの根幹を作る技術者ですから。ですので、僕は当初エンジニアに転職しようと思い、準備を進めていました。

ただし、当時の私は営業企画のポジションでしたので、エンジニアは未経験です。つまり、いくら準備をしようとも「未経験エンジニア」として飛び込むしかないわけです。

この決断は長期的に5〜15年単位で見れば価値があるんでしょうけど、1〜3年スパンで見ますと 限りなく幸福度が低くなってしまう可能性があると思い、私はエンジニア転職は断念しました。

なぜか幸福度が低くなるかというと、まずシンプルに未経験エンジニアだと年収が下がってしまうんです。しかも100万円以上です。当時は新卒4年目とかでしたので、通勤手当など各種手当や残業代込みで400万〜ほどの年収でした。一方で未経験のエンジニア採用は多くが年収300万前後の求人が多かったんです。

自社開発企業でエンジニアスキルを磨けば、長期的には市場価値が高まり、取り返せる可能性も高いですが、中期的な視点で考えると、当時一人暮らしをしている私にとっては、生活苦で心の余裕がなくなり、毎日笑顔で暮らしていけない未来が見えてしまいました。

 

中期と長期のバランスが最重要

私と同じ状況でも年収が100万円以上下がっても全然問題ないよって方はむしろ中期的なリスクもありませんし、長期的に見たらバッチリなので転職すべきだと思うんです。

しかし、私はこれだと3年間も暮らせそうにないとか、ストレスフルでもうどうにもならないみたいな状況だと長期を迎える前に破綻してしまうとマイナスに感じてしまいました。

今回のように5〜10年後を考えたら確かにベストだけど、そもそも目の前の日常生活をする上で精神的に保たない、幸せでいられる自信がないみたいな選択をすると間違いなく後悔すると思っています。

ちなみに結果として私は転職し、今はWeb系の自社開発会社で毎日働いています。しかし、エンジニアではなく、企画総合職といういわゆる文系のポジションを選択しました。

エンジニア転職を断念し、改めて自身のやりたいことやあるべき姿を考えたときに、中期と長期の両方で納得のいく道を進もうと思いました。

IT業界やテクノロジーで革命を起こしてるような業界に飛び込みたいと、これは間違いないです。

ただし、中期的に考えるとエンジニアとして参加するよりも、今のスキルセットを活かせるような企画職や、営業管理というポジションを磨いていく方が生活水準も下がらず、かつ自分の納得のいく仕事ができるのではないかと考え、今の会社へ入ることを決断しました。

 

どんな状況でも決断は自分次第

以上が中期的な観点と長期的な視点を合わせて考えた、私の経験談になります。

あくまで一例ではありますが、皆さんも迷ったら長期に張ることが鉄則だと理解しつつ、3年くらいの中期的なスパンも考えてみてはいかがでしょうか。

そうすることで、毎日自分が幸せでいられるかどうかというとても大切な観点も忘れずに抑えることができると思っています。